「お茶をどうぞ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　高校生の僕に熱いお茶を出して下さったおばあちゃんと担当の療法士。その日は学校の課題で病院見学に来ていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リハビリって患者さんと一緒にお茶を飲んで話せば良いのかな？そんな甘い考えが動機となり専門学校に入学しました。入学当時は大学生に負けないように遊ぶ！そんな事を目標にしていたような...。
そんな僕も臨床実習に行き、患者さんと色々な涙を共有させて頂きました。何もできない僕に対しても感謝の気持ちを伝えて下さる。その時に感じた嬉しさと悔しさのおかげで、いつの間にか理学療法士と言う仕事を大好きに、そして夢中になっていました。今は病院から少し離れ、地域の利用者さんのご自宅に訪問してリハビリを行っています。病院に入院している患者さん、地域に帰った利用者さんにとっての生活とは、人生とは、幸せとは、一体何なのか。そして自分には今何ができるのか、そんな人の人生について本気で考えさせてくれる最高の仕事です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『治せるセラピストになる』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
『患者さん、利用者さんが辛い時に側に居ることができる』
僕の理学療法士の道はまだまだこれからです。