「理学療法士」という職業を知ったのは、養成校入学の1年半程前です。たまたま本屋で手に取った本、その1冊のお陰で理学療法士としての私がいます。
もともと医療職に興味があったのですが、なかでも理学療法士を選んだ理由は、患者さんと共にリハビリに励み、その効果や喜びを共に感じることが出来ると思ったからです。
理学療法士としての1年目、担当していた対麻痺の患者さんが、初めて起き上がり動作に成功した時の光景と喜びは、今でも鮮明に覚えています。9年目となった今でも、勿論、患者さんと共に喜べる立場にいられる有難さを忘れた事はありません。しかし今は、もっと患者さんと喜びたい、もっと患者さんの役に立ちたい、という欲張りな気持ちです。きっと、そんな気持ちが私の理学療法士としての意欲であり、やり甲斐だろうと思います。
決して喜びばかりではない事も事実です。
しかし、私が出来る“何か”を探して、患者さんと向き合っていきたいと思います。