平成26年度第61回学術研修会 終了の報告
Date:2014/12/01
平成26年度第61回学術研修会は、京都大学大学院の大畑光司先生をお迎えして『脳卒中片麻痺患者の歩行再建LocomotorとPassengerの運動の分析とトレーニング方法』というテーマでご講演頂きました。受講者は79名と多くの方にご参加いただきました。
内容は、片麻痺歩行トレーニングの原則や筋力トレーニングのエビデンス、Gait Judge Systemを用いた評価、そして歩行トレーニングの実際としてリズム歩行アシスト装置の効果など、臨床研究データをもとに最新の知見を交えてお話しいただきました。講義の中で繰り返し述べられた、「脳卒中患者に対する治療のルール」は多くの受講者の気づきにつながったのではないかと思われます。アンケート結果からも「筋電図での解析や研究結果をもとに細かく歩行に関して理解することができた」「片麻痺患者への介入の幅が広がった」といった声が多く聞かれました。大畑先生からは講義の合間に国際学会での楽しいエピソードや大学での一コマなどユーモアのある話もしていただき、長丁場ではありましたが集中して受講できた研修会であったと思われます。
最後に、ご協力いただいた関係各位ならびに受講していただいた会員の皆様に御礼申し上げます。