私が理学療法士を目指そうと思った動機はいくつかあります。時は高校生、自分の行く末を考えた際、人の役に立てる仕事、人に喜んでもらえる仕事、デスクワークよりも体を使った仕事に就きたいと考えた頃からだったようにと思います。ちょうどその頃、よくある話ではありますが入院した叔父を見舞いに行き、リハビリテーション室を何気に覗いた際、歩行訓練中の患者さまとセラピストの真剣な表情と訓練後の患者さまの満足そうな笑顔を見た瞬間に「コレだ!」と決心したのを覚えています。それからは、理学療法士になるために高校生生活を送り、受験も理学療法士養成校だけにしぼり、気づけば故郷「北の大地」から遠く離れた「火の国熊本」にたどり着きました。
今は病院併設の通所リハビリテーション事業所に勤め、日々高齢者の自立支援、家族の介護負担の軽減と利用者の一日一笑をモットーに業務にあたっています。
理学療法士という職は、今も最初に志したときと変わらず、天職と思っています。