災害時のリハビリテーション支援

熊本県理学療法士協会による災害時のリハビリテーション支援

 2011年3月11日に起こった東日本大震災から、早いもので5年の歳月が流れました。しかし、未だ復興途上であり多くの課題を残していることが報道されています。少しでも早く被災された方々の生活が安定され希望を持った生活が営まれることを祈念いたします。
 大規模災害への医療的支援の重要性が大きく取り上げられたのは、1995年の阪神淡路大震災において「多くの救えた命を救えなかったこと」から始まったと思います。厚生労働省は災害派遣医療チーム(DMAT)を組織し、発災直後の初動体制と救命・救助、日本医師会はその後の医療的支援を鑑みて日本医師会災害医療チーム(JMAT)を組織しました。これらは、その後の災害時に適時活動し大きな成果を挙げております。また、その他災害派遣介護(福祉)チーム(DCAT)や災害派遣精神医療チーム(DPAT)など災害時に活動するチームが生まれています。
 東日本大震災では「東日本大震災リハビリテーション(リハ)支援関連10団体」がリハ支援として組織的に関わりました。この経験を通して、超高齢社会での大規模災害時は救命・救急だけでは不十分で、避難所や仮設住宅での高齢者や障害者の生活不活発病への対策を発災後早い時期から組織的に関わり、場合によっては中長期的な支援の必要性を学びました。その後、大規模災害リハ支援関連団体協議会(JRAT)と改称し全国的に災害リハ体制の整備の為に各県に災害リハコーディネーターを養成しています。熊本県でも医師を中心とした多職種による熊本県災害リハ推進協議会(Kumamoto JRAT)が組織され県内外の災害に対するリハ支援が出来る体制つくりが進められています。
 熊本県理学療法士協会は、来るであろう県内外の災害に対して備えるべく、災害リハ支援に関する啓発・普及を推進すると共にJRATやDCATで活動する理学療法士を後方支援し、また、Kumamoto JRATの事務局を拝命し多職種団体のまとめ役として活動しています。
 このHPからの発信を通して、災害時のリハビリテーション支援について認識を深めてくださいますと幸いです。

平成28年3月16日
副会長 大島 正道

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